
今さら聞けない あんな質問、こんな疑問を、RSが代わりに伺ってきました。
今回は【D-subコネクタアクセサリーについて】です。
D-subコネクタはコンピュータをはじめ各種電子機器に対応した小型で軽量の高信頼型コネクタで、機器間の接続用として幅広く利用されています。一般的に結線方式は、ハンダ、圧着、圧接、基板取付用スルーホール、ラッピング、SMTといったタイプや高密度実装型、EMI(電磁障害)対策型などがあります。
D-subコネクタ使用時において必要不可欠なのがロック装置です。コネクタ本体が主役であれば、ロック装置やカバーは脇役となります。
今回はD-subコネクタの名脇役、各種ロック装置(アクセサリー)について紹介します。
機器側D-subコネクタとケーブル側D-subコネクタを嵌合し固定する時には、必ずロック装置が必要となります。
各種ロック装置は次のとおりです。
■ スプリングロック
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スプリングとプレートからなる部品です。主に機器側D-subコネクタにスプリングを取り付け、ケーブル側には金属製クランプとプレートを取り付けることで、ワンタッチでロックできます。
■ スライディングロック
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リテーナーとポストの組合せで、リテーナーを左右に移動させてロックします。金属製クランプを使用します。
■ スクリュウロック
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ロッキングスクリュウとロックナットからなる部品で、コネクタフランジの両サイドに取り付け、コネクタ同士の固定に使用します。こちらも金属製クランプを使用します。
■ 嵌合台固定
六角形タイプと長方形タイプの二種類があり、コネクタ両端に取り付けることで相手コネクタに付属した分割型クランプフードの嵌合固定用ネジと結合させる固定台です。
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ケーブル対ケーブルの中継をする場合は、分割型クランプフードをオス、メスコネクタに使用し、長方形嵌合固定台を間に使用すれば固定が可能です。